
省エネなクーラー、ヒーター等、広告の嘘
一流メーカーの名前を利用したネット広告のインチキ品について
省エネなクーラー、ヒーター等、広告の嘘
試験室とは直接関係有りませんが、YouTubeや、各種のSNS等の広告を見てますと、今年も、昨年と同じ様に、夏季には室外機の無いクーラーや、室内を急速に冷やせると言う扇風機、サーキュレーターが宣伝されております。
これらの広告は、全部嘘です。室外機が無いクーラーや、空気が冷やせるサーキュレーター等は、絶対に有りません。
水を使う、冷風扇と言う物も有りますが、この方式も、室外機が有りせんので、お部屋の温湿度は下げられません。吹出口の温度が下るだけで、湿度は上昇します。
冬に近くなると、今度は極端に省エネなヒーターや、車のウインドウの除霜器、また季節には関係有りませんが、高圧洗浄機や、針の無い腕時計型の血糖値測定器等、ネットは、かなり怪しげな広告で溢れております。テレビではこれと同じ様な広告は一切見ません。
おそらく、テレビ広告は、審査の基準が厳しい為ではないかと思います。
ネットでは審査が緩い様で、広告費が入れば良いと思っているのか、野放しの状態です。
これらの広告には、ダイキン、三菱電機、三菱重工、日立製作所、パナソニック、本田技研、シチズン等の国内の一流メーカーの名前や、京都大学、大阪大学、東京大学、東京工業大学等の名前が平気で出ております。東京工大は、2024年に東京科学大学に替わりましたが、これらの広告は、2025年の時点で、まだ東京工業大学のままです。
気象庁や、気象協会等と共同で開発して、2025年の省エネ大賞受賞とか、はっきり書かれておりますが、2025年の省エネ大賞は、2025年7月の夏の時点では、まだ発表されておりません。まだ発表もされていないのに、すでに広告では、受賞した様に記載されております。
広告の中には、グッドデザインのGマークも見られ、これでもかと言う程の大嘘です。
販売店もヤマダ電機の名前が表示されていたり、開発したメーカーや大学の名称をはっきり出して説明しておりますが、開発したと言うメーカーのホームページで調べても、その様な怪しげな商品は、実際には、どこからも販売されておりません。
素晴らしい性能をうたっておりますが、これらの価格は大幅引きで、概ね1万円未満です。注文すれば、確かに製品は届きますが、かなりのインチキ品で、玩具程度です。製品が届く以上は、詐欺で訴える事も難しいようです。騙された人の投稿も、かなり目にするようになりました。返品、返金に応じると記載しては有りますが、記載された電話番号には通じず、尋ねたら、その住所に事務所も存在しない等で、皆様が泣き寝入りしているようです。
この様なインチキ品は、大量に販売して、直ぐに店じまいする例も多く、ある程度の量が売れて、利益が上がると、いつの間にか広告も消えています。
日本人は気が良いのか、数千円程度の被害では、あきらめてしまいますし、連絡の取れない相手を訴えても、無駄な時間を費やするだけですから、訴える事も無いでしょう。
悪徳業者はここに目を付けて、この様なデタラメな広告が、はびこってしまったと思います。
気に入らなければ、返品、返金可能と記載されているので、安心して注文し、広告内容と違い過ぎるので、着払いで返品したら、返品先の住所と電話番号がデタラメであり、宛先が実在しないから、品物は発送者に転送されて戻り、着払い料金は自分で支払う結果になったと言う話も聞きます。返金されないどころか、二重に損害を受けたと言う酷い話です。
皆様が少し知識を持たれて、騙されなければ、この様なインチキな商売は成立しません。
ネットの広告には注意して、騙されない様にするしか、対策方法は無いようです。
インチキを見破る一つの方法として、商品の写真を拡大すると、広告している有名メーカーの企業名は、商品のどこにも見つからず、あまり見た事の無い漢字が見える事も有ります。
名前を出されたメーカー名で商品を調べても、その様な高性能な製品は見つかりません。
それほど高性能な製品を開発したのなら、メーカーも真っ先に宣伝するはずなのです。
以下は、これらの商品の広告のほとんどが嘘で有る事を説明しております。長くなりますので、ご興味の有る方は、ご参考に、ご一読下さい。
今年の夏は、数秒で室温が20℃下り、冷たい風か20m届くと言うサーキュレーターの広告が多く見られます。
また、ダイキンの新製品で、室外機の無いエアコン等も毎年見られますが、1万円以下で、高性能なエアコンが買えるはずは有りません。
本物のエアコンは、室外機で室内から奪った熱を表に捨てているから、冷えるのです。
室外機無しで室内が冷却できる装置は、絶対に有りません。騙されない様にして下さい。
但し、暖房の電気ヒーターは、電流を流すだけで発熱しますから、室外機は有りません。
電流を流して冷やす、ペルチェ素子は有りますが、これも素子の片側が冷えて、反対側が暑くなる物で、小さな製品ですから、小型の温冷庫に使用される程度で、室内の空調には使用出来ません。電流を流すだけで冷える素材は、絶対に存在しません。
冬になると、今度は怪しい電気ヒーターが出て来ます。次は、電気ヒーターについて解説します。
冬季になると、ファンの付いた電気ストーブの様な暖房機が、あちこちの販売店から、全く同じ製品や、同じ様な製品が、SNSの広告に、数多く出されている事に気が付きます。
以前は、メーカー名を言葉で言ってるだけで、文字では出していなかったのですが、最近は、だんだん悪質になり、日本の有名なメーカー名だけでなく、ロゴマーク迄もはっきりと表示されている広告も有ります。何故、この様なデタラメな広告が、いつまでたっても、無くならないのか、不思議です。
いろいろな形の電気ヒーターが宣伝販売されておりますが、共通して、3秒で部屋が温まるとか、電気料金が24時間で10円とか、1週間で消費電力が1kWとか、外気が-30℃でも、室内は下着で過ごせる。エアコンの様に乾燥しない。120平方メートル(36坪)迄の暖房が出来る。ドイツの高性能省エネチップ搭載で、消費電力90%削減等と記載されております。
良くまあ、こんなデタラメでとんでもない嘘が、堂々と宣伝できるなあと驚いています。
コンセントに差し込んで使用するタイプの定格を見ると、110V 380Wになっている製品が多く有ります。日本は100Vで、C国は110Vですから、これだけ見ても、日本のメーカーの名前を出しておりますが、日本の製品では無い事が判ります。
電気料金は、契約電力と使用する電力量で変わりますが、東京電力の場合、1kWを1時間使用すれば、概ね電気料金は30~40円です。広告に出ているヒーターは、380W~1kW程度です。1kWを1時間使用すれば、30~40円ですから、どう考えても、24時間で10円と言う電気料金や、一週間で1kWの消費電力等は、絶対に出る筈が無いのです。
380Wを1時間使用するだけで、東京電力の電気料金は約10円になります。宣伝の10円は、1時間当たりの電気料金です。24時間では、240円にもなります。3時間使用すれば、1kWを軽く超えます。宣伝文句の24時間で10円や、1週間で1kW等とは、まるで桁が
違います。これだけ見ても、いかにデタラメな宣伝か、お判りいただけると思います。
お部屋を電気ストーブで暖房した事が有りますでしょうか? 電気ストーブは、600~1200Wの消費電力が多く、1200Wでも、手足を温める程度です。トイレや、お風呂場程度の、小さなお部屋でなければ、冬季に快適に感じる迄、お部屋の温度は上がりません。
やってみればわかりますが、ヘアードライヤは、大体消費電力1200Wで、強い風が出ます。、これをお部屋の暖房替わりに使ったら、冬のお部屋の温度は何℃上がるでしょうか?
電気ストーブや、ホットプレート、ヘアードライヤの定格は、1.2kWが多いのですが、家庭用のコンセントの電流容量が、15Aなので、最大で1.5kW迄しか使用出来ません。
1.2kWの定格が多いのは、過熱、火災等を考慮して、安全を優先した定格にしている為です。
1口のコンセントにテーブルタップを差し込んで差込口を増設して、そのテーブルタップに、色々な電気製品のプラグを差し込んでいる例も有ります。このテーブルタップに、2台の電気ストーブのプラグを差し込んだら、発熱して、火事の原因になります。
良く部屋の壁には、2口のコンセントが有りますが、1口で15Aですが、2口使用する場合は、合わせて15Aです。30Aにはなりませんので、ご注意下さい。
家庭用のヒーターの消費電力の計算は簡単で、電圧×電流ですから、1kWの電流は10Aです。これは、オームの法則で、100V×10A=1000Wの計算式で示されます。
ヒーターの効率は、どの様な素材でも100%ですから、流れた電流分だけ発熱します。効率が悪くて、発熱量が少ないと言う事は、絶対に有りません。どの様な材料で、どの様な方式であっても、たとえ反射鏡が付いている形状であっても、発熱量は全く同じなのです。
オームの法則で計算できる様に、どんなに科学が発達しても、電圧×電流以上の発熱は、絶対に起きませんので、ご注意して頂きたいと思います。
入力電力より大きな出力電力、つまり、消費電力より大きな発熱量は、どの様な工夫をしても、絶対に得られません。
広告に有る110Vで380Wのヒーターを、日本の100Vで使用すると、実は、ヒーター電力は、日本の電圧が低いので、316Wに低下してしまいます。
1200Wの電気ストーブやヘアードライヤでも、ほんのわずかしか上がらなかった室温が、これは、たった316Wの発熱量しかない暖房機なのです。
これでお判りいただける様に、316Wや、1kW程度の電力のヒーターで、冬季のお部屋が、下着になる程の温度に上がる筈は、絶対に有りません。せいぜい机の下に入れて、足を温める程度の暖房能力なのです。
これらの宣伝文句では、ドイツ製の省エネチップ搭載の新型のセラミックヒーターだから、効率が良いので、-30℃でも、もう他の暖房機は要りませんと宣伝していますが、これも大嘘です。
エアコンはいらないと叩き壊して、女性が下着になっている様な過激な映像を流して広告していますから、電気の知識が無いと騙されてしまいます。でも、エアコンを捨ててしまったら、夏はどうするんでしょうか? 室外機の要らない高性能エアコンを買うんですかね。
これらの宣伝では激しく炎を吹きだしている、かなり危ないんじゃないかと思うストーブの映像を出しておりますが、316Wや、1kWの電力では、石油ストーブの様に、炎が見える事は、絶対にあり得ません。
316Wでは、少し赤くなる程度です。机の下に入れて、ほんのり手足を温める熱量です。
ドイツ製の電力を90%削減する省エネチップと言う物も、それらしき写真を出して宣伝しておりますが、その様な物は、絶対に存在する訳が有りません。電力会社が倒産します。
エアコンの熱効率が良いのは、電気による直接発熱では無く、熱交換器だからです。夏季は、室内の熱を回収して、外に捨てているから、室内が涼しくなるのです。
エアコンの室外機からは、夏季は熱い風が、冬季は冷たい風が出ていますから、エアコンの室外機の風を手に当てると、室内の空気と熱交換している事が良く判ります。
これから判るように、室内の熱を外に捨てる室外機の無いクーラーは絶対に存在しません。
外気と熱交換しているエアコンは、外気温が低くなると、外気から熱が取り込みにくくなるので、外気温があまり低くなると、熱交換をする効率が低下するので、暖房の効きが難くなるわけです。
家庭用のエアコンの8畳用は、概ね1kW程度の消費電力ですが、熱交換機ですから、暖房能力としては4kW程度の熱量が有ります。だから電気ヒーターより熱効率が良いのです。
電気ヒーターの消費電力1kWは、発熱量も同じ1kWです。どんな高性能のヒーターでも、間違いなく1kWの熱量です。
消費電力1kWのエアコンの代わりに電気ヒーターを使用すると、同じ暖房効果を得るには、消費電力4kW程度のヒーターが必要になり、消費電力は4倍になります。
エアコンより効率の良い新型の電気ヒーター等、絶対にあり得ない話なのです。
車の凍結防止
冬季になり、急に増えて来る物に、車のガラスの凍結防止のオモチャが有ります。太陽電池で充電して、車のウインドウが凍結すると自動で起動して、10秒間ですばやく解凍すると言う、とても素晴らしい物です。霜をアッと言う間に解凍する映像まで流しています。
これにも日本のある自動車メーカーと、気象庁が共同で開発したと、名前がはっきり出て来ます。マイクロ波で空気分子を激しく動かし、大量のエネルギーを発生させるそうです。
ガラス窓がガチガチに凍結した車は、直接太陽の当たる場所に駐車していても、夜が明けて日か登っても、なかなか溶けてくれません。
ご経験がある通り、霜を削り取ったり、お湯をかけたり、エンジンをかけて水温が上がるのを待って、温風でデフロストさせているのが実情です。
凍結した霜を解凍するには、やってみると判る通り、大きなエネルギーが必要なのです。
宣伝の映像では、みるみる霜が溶けて行きますが、小さなオモチャの様な太陽電池で、その様な大きなエネルギーを得る事は絶対に出来ません。これは、小さな赤いLEDを点滅させたり、二重の輪をクルクル回して、芳香剤を広げるだけの機能しかありません。
マイクロ波で氷を解かすなら、電子レンジと同じ原理になります。これが可能なら、車内に人間が居たら、マイクロ波で体温が上昇して、体の中から火傷して死亡事故になります。
凍結した車のウインドウが、冬季に充電した太陽電池程度のエネルギーを使用して、10秒程度で解凍出来る筈は、絶対に有りません。
これらの広告の中のレビューでは、小さくてとても良いとか、買って良かった。とても役に立っている等の記載が有りますが、広告している側が記載しているレビューですから、悪く書く筈も無く、これらは、全てが広告を出している側が自分書いた偽りの宣伝文句です。
ここには素晴らしく良い製品で、これは買って良かったとの表現しか出て決ません。
ネットで、この様な商品を信じて、実際に買ってしまった人が投稿した意見も、最近は良く見られます。騙された、これは酷い、使い物にならない、捨ててしまった等の意見ばかりが見られます。しかし返品して、返金させたと言う話は、まだ見た事が有りません。
この様な素晴らしい性能の新発明のエアコンや、電気ヒーター、除霜装置が、いくらメーカーの特別割引でも、数千円で手に入る筈は有りません。
また、この程度の金額で、この性能なら、とりあえず試してみて、少しでも効果が有れば良し、これが全部嘘で、まるで使えなかったら捨ててしまえば良いと、面白半分で、注文する方もいると思います。この行為は、悪徳業者の財布に、お金を捨てる様な物なのです。
面白半分で買って、やはり使えなかったと、自分の考えが正しかった事を確認して、自己満足して、喜んでいるとしか思えません。
この外にも、家庭用品等、全ての分野で、明らかにおかしな広告を、数多く目にします。
私も物好きですから、ドイツ製の油無しでも焦げ付かないフライパンがネットの広告に有り、少し高いが、これは健康に良いかと思い注文しましたが、送られてきたのは、ボロボロの箱に日本には無い漢字が印刷されている、取説も無い、すごく良く焦げつくフライパンでした。油を敷いても駄目で、捨ててしまいましたが、その後、その広告は空くなりました。
仕事でも、とても納期のかかる電子部品が、定価の5倍なら即納できると言う、ネット広告を見つけました。品不足を見越し、買い溜めでもしたのかと、怪しげな会社に注文しました。
直ぐに届いた箱にはしっかりと、日本の会社名と住所、製造番号も記載されておりました。
開梱して在庫品と比較して見ると、製品の高さだけ3ミリ違う事に社員が気付きました。
メーカーに問い合わせたら、量産品だから。そんなサイズはあり得ないと言われました。
箱に記載されている製造番号も、それはあり得ない番号だとの事で、メーカーの担当者も、弊社に見に来ましたが、これには驚いていました。
箱の中には、ちゃんとメーカーの取説が入っており、住所、電話番号も合っておりました。
高額な商品なので、販売店には、製品が偽物だから返品するので、返金を申し入れましたが、間違いなく本物だから、動作不良でなければ返品は受け付けないと、片言の日本語で逃げ回り、なかなか話が付きませんでした。最終的には、その製造工場の電話番号を教えて欲しい、そちらに電話をして、3ミリ高い製品も生産している事が判れば、引き取りますと話したら、それだけは勘弁してくれと言いながら、偽造は絶対に認めませんでした。何とか返品できました。その後、何故か会社名では無く、女性の個人名で返金されて来ました。
数千円なら、騙されても、面倒なのであきらめてしまいますが、かなり高額の商品でしたから、頑張って返金させました。この部品は、弊社では高さが3ミリ違うので、何か変だと気が付きましたが、正規の製品と高さ以外は、全てそっくりに作られておりました。
たまたま弊社は、正規品の在庫が有りましたから、並べて見て判りましたが、単体で見たら、見た目は全く同じで、高さが3ミリ違うだけであり、メーカーと同じ箱で、製造番号が有り、取説迄有りましたから、おそらく、弊社でも、偽物と気が付かなかったと思います。
後から判りましたが、2023年は、かなりの業者が、電子部品の納期の遅延に困っておりました。そこで、5倍の金額を出してでも、正規の新品が買えるならと、この会社を信じて、かなりの業者が騙されて、精巧な偽物を購入してしまった様です。
偽物ですが、知らずに製品に組み込んだ業者もおり、それなりに使用する事は出来た様です。
とても高額なので、先を見越した商社の隠し在庫と思いましたが、実に精巧な偽物でした。
弊社は、富士電機製で騙されましたが、全く同じ事が、三菱電機製でも起きていた様です。
ここまでするかと思いますが、日本の製品は超一流品ですから、この時は、メーカーに在庫が無く、納期回答も1年でしたから、製造業者は非常に困っていたのです。この時期に、全く同じ形に偽造すれば、5倍と言う高額でも売れると、偽造したようです。
困っていた製造業者は、これら飛びついたはずで、かなりの量を販売して、大きな利益を得たと想定されます。
それにしても、高さ以外、メーカー製と全く同じ製品を作る技術には、驚いてしまいます。
一般的な悪徳業者は、お客様が面倒な返品をあきらめる様に、わざと数千円程度の価格設定をしていると思います。原価の安いインチキな製品を送り、お客様が面倒な返品をしない様に、あるいは、返品が出来ない様に、デタラメな住所にして、利益を得ているのです。
広告に載っている写真と仕様書を見て、その製品が気に入り、注文したら、写真とはまるで違う物が送られて来たと言う話も良く聞きまし、私も被害にあっております。
ネットには、この手の詐欺と思われる物件が実に多いのですが、あまりにも多過ぎて、この取り締まりに迄は手が回らないのか、あるいは、運営者は、嘘と知りつつ、宣伝費さえ入れば、何でも良いのか、注意して見ると、最近は、とんでもない大嘘ばかりが目に着きます。
名前を使われたメーカー側も、あまりにも馬鹿げているので、相手にせず放置しているのか、面倒だから、海外の姿の見えない業者の告訴迄はしない様です。毎年、同じ様なインチキな広告が、ずっと継続して、繰り返して、出されたままになっております。
この問題は、現在の所、自己防衛するしか方法は無い様です。
取りあえず、注意する点は、販売会社の電話番号が、+86で始まる物です。これはC国の国際電話番号です。
最近は、日本企業らしい名称を使用して、携帯の電話番号で宣伝している例も有ります。
しかし販売会社の電話番号が、携帯の番号と言うのは、怪し過ぎるので、注意が必要です。
日本国内の普通の会社であれば、会社の電話番号を携帯の番号にしている事は、まず無いと思います。
C国の企業が全て悪いとは言えませんが、私は、物好きですから、かなりの確率で、悪質な業者に引っかかっております。届いた商品が、写真や仕様と異なり、予想していた物とは、あまりにも違い過ぎて、全く使い物にならず、捨ててしまった物が、沢山有ります。
返金を要求したのは、高額だった1件のみです。
注文したのは、全て日本名の会社ですが、送付してきたのは、C国からで、そのほとんどがボロボロの箱で、日本語の説明書は無く、取説や仕様書が入って無い物も有りました。
荷物を見た瞬間に、またやれたと思いますが、泣き寝入りしているのが実情です。
私は、ネギを背負った鴨なのか、注意していても騙されています。最近では、SNSの広告は、全て嘘で、この全ての業者が詐欺なのではないかと思って、警戒しています。
善良な皆様は、SNSの広告には、十分に注意して頂きたいと思います。