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電気と水道の責任分岐点

発生したトラブルの責任分岐点について

電気と水道の責任分岐点

湿度の制御がある試験室の設置時には、あらかじめ、水道と電気の工事が必要です。
電気は、空調に必要な3相200Vの電源と、照明コンセントに必要な、単相の100Vの2種類が必要です。
動力は、仕様書に記載された電源容量のケーブルを、制御盤に接続して頂くのが基本です。電灯は、お部屋の広さに寄り変わりますが、単相か、単相三線式の30Aの電源を、分電盤に接続して頂きます。

この場合は、制御盤、分電盤の電線接続点が、責任の分岐点で、これ以前を一次電源と称して、この前に発生したトラブルは、お客様側、接続点以降のトラブルは、弊社の責任とさせて頂いております。

しかし、お客様の依頼する電気工事業者のご都合と、弊社の設置工事の予定がかみ合わない事は良く有りますので、この場合は、制御盤付近に2種類のケーブルを、設置予定位置の天井に用意して頂き、弊社で制御盤、分電盤迄の接続を代行している例も有ります。

近くに動力の配電盤が有る場合は、ここのブレーカ迄、一次電源の配線を行っている例も有りますが、この場合は、有償になります。
弊社で一次電源の工事を行った場合は、配電盤の接続端子迄が、弊社の責任になります。

湿度制御の有る試験室では、水道が必要です。これも空調機の設置位置付近に、バルブ止めで、あらかじめ水道配管を伸ばしておいていただく必要が有ります。
この場合は、鉄管で、20A (3/4インチとか、4分と呼ぶ事も有ります) のサイズが多く有ります。
設置場所付近に、流し等が有る場合は、ここから、弊社で給排水の配管を伸ばしている例も有ります。但し、弊社の工事は、耐震の塩ビ管で、13あるいは、1/2インチと呼ばれるサイズになります。責任の分岐点は、いずれもバルブの2次側からと言う事になります。

弊社は、建築業の、電気工事業、配管工事業の許可を得ておりますので、これらの工事の代行は問題ありません。
また、弊社の責任で発生した電気火災、漏水等の事故についての、保険にも加入しております。
また、排水場所が無く、ドレンアップポンプを使用する場合は、このポンプの故障は時々ありますので、漏水検知器を追加して、万一の漏水時には、運転と給水を停止する回路を組込んだ制御盤にしないと、漏水時の責任保証は出来ません。
過去には、排水管の詰まりによる漏水も有りましたが、これらは予測ができないので、定期点検をされていない場合には、補償しかねます。

 
 
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