弊社の恒温恒湿室、環境試験室は、最初から移設が可能な様に設計されております。空調機は、組立式ですから、数ブロックに分けられ、2名で手運びが出来る重量になります。
制御盤も出来るだけ薄く、小型にしておりますから、これらも、2名で台車に乗せて、移動する事が出来ます。パッケージエアコンを利用した空調機の様に、100kg以上の重量物の運搬は有りません。
基本的に、エレベータが有って、人が出入りできる扉の有る場所なら、何処にでも簡単に移設する事が出来ます。
お部屋のパネルの1枚のサイズは幅900×室内の有効高さ程度ですから、エレベータに乗せられる場合も有ります。パネル1枚の重量は20~25kg程度ですから、エレベータが無い場合は、空調機等、全ての機器は、階段で、手運びをする事も可能です。
移設先で問題になるのは、給水と排水孔がある事と、屋外に冷凍機の置き場所が有る事です。空調機の排水口の位置は、ドレンパンだけを180度回せば、反対に向ける事ができます。
また、弊社のドレンパンは単体ですから、排水管が邪魔になる時は、ドレンパンだけを新たに製作すれば、排水の向きと位置は、どの位置にでも変更が可能です。
移設先に排水口が無かったり、かなり高い場所にある場合も有ります。空調機の標準の排水口の高さは、FL150Hですから、基本的には、床面に排水孔が必要です。
排水孔が、空調機の排水口より高い場合は、ドレンポンプを追加する必要があります。
但し、ドレンポンプの故障は過去に数回発生しております。ポンプから故障警報が出ずに、突然ポンプが故障停止して、排水が出来なくなり、漏水事故が発生した事例が有るのです。
ドレンポンプを使用する場合は、ドレンパン内にフロートスイッチを取付けし、漏水検知帯と、漏水検知器を追加取付して、漏水を検知したら、給水電磁弁を閉じて、運転を強制停止させる回路を追加する必要があります。
これは、テナントのビルに移設する場合等では、必須の項目になります。
空調機が漏水して、階下の天井から、高額な製品や商品の上に漏水して、数千万円の被害が出たと言う話も聞いております。
給水は、空調機付近にバルブ止めで支給して頂きます。天井から給水する例が多いのですが、お部屋に流しがあれば、給水と排水は、流しから分岐している例も有ります。
給水管は伸ばせますが、排水管は低い位置にあるのと、勾配が必要ですから、あまり長くは伸ばせません。
冷凍機は風通しの良い、屋外に設置する必要があります。空調機と冷凍機の距離は、20m以内、落差は10m程度迄が理想です。
小型の冷凍機は、空調されていない工場等に設置する場合は、室内に設置した例も有ります。
冷凍機のオイルは、冷媒と一緒に配管内を流れていますが、オイルは冷媒ガスより重いので、冷凍機が、空調機よりも、かなり高い場所になると、オイルの戻りが悪くなります。
また、高い屋上等に冷凍機を設置する場合は、配管距離が長くなり、途中の貫通孔の開口や、トラップが多く必要ですから、工事費が高くなります。
可能であれば、冷凍機は、空調機と同じ階のベランダ、あるいは地上置きが理想になります。
移設に伴い、弊社製の試験室の場合は、お部屋の広さや、扉の位置、空調機の位置等も、設置場所の状況に合わせて、変更する事も可能です。
パネルは基本的に900幅ですが、壁、天井等のパネルの一部の幅を替えると、どの様なサイズのお部屋にも変更が出来ます。
但し、他社製パネルの場合や、現状の設置場所に合わせる場合は、変更する事が可能な範囲には制限が有りますから、あらかじめ相談して変更が可能か、先に確認する必要があります。
お部屋の床が断熱パネルで、ロンリュームが貼られている場合は、接着剤が綺麗に剝がせない場合が多く、ロンリュームだけは、貼り直しになります。
他社製品の移設を依頼される事も有りますが、大手メーカー製の場合は、オリジナルの部品が使用されている例が多く、故障すると、この部品は手に入りません。
また、メーカーが無くなってしまっている例も有り、移設や修理の依頼先が無いので、何とかならないかと言う御相談も良く有ります。
製造元の大手メーカーに移設を依頼したら、もう部品が無いから、移設は無理と言われたとか、かなり高額な見積を出され、暗に入れ替えを薦められたと言う例もお聞きします。
現在全く問題の無い製品の移設なら可能ですが、故障した場合は、部品が入手できないので、その後に発生した故障は、弊社では対応出来ない可能性もあり、責任が持てません。
実は、古い装置は消費電力が極めて大きい場合が多く、特に、加湿器の故障が多発して、高額な電気料金と、純水器の保守費等に悩まれているお客様は、かなり多くおられます。
お部屋は、何十年と長持ちしますから、この様なトラブルの有る空調装置の場合は、お部屋だけ再利用して、空調設備は総入替してしまうのも一方法です。
40年前のお部屋でも、大事に使われ、綺麗であれば、再利用した例も有ります。
空調設備を交換した場合は、極端な消費電力の削減と、ほとんど故障しない事に驚かれます。
弊社の空調機は極めて省エネですから、従来、1年間で何百万円もかかっていた電気料金と、保守費が、改造すると、わずか数十万円の経費に節約できた例が数多く有ります。
この場合は、移設と改造にかかった費用は、わずか数年で回収できております。
弊社では、電気料金が1/3以下になり、故障も少ないと宣伝していますが、省エネ率が、あまりにも極端過ぎて、本当は、1/6 ~ 1/10になった例も有るのですが、この様な事は、なかなか信じていただけません。まず真っ先に、怪しいのではないかと判断されます。
他社製品の改造例や、空調機だけ弊社製に入替えて、電気料金を1/3~1/6に削減した資料を、ホームページのやさしい技術資料の 省エネに改造 で公開しております。
移設と同時に、省エネで、故障の少ない装置に改造したい場合は、こちらの資料をご参照下さい。
省エネ性を実証する為に、弊社の主力の2機種は、ショールームでも公開しております。
また、この2室は、レンタルとしてもご利用いただいております。
実際に、群を抜く省エネ性、精度、静粛性、メンテナンス性等の機能を確認されたい場合は、ショールームの見学をお薦めします。 ショールームは、レンタル室として、その詳細をホームページでも公開しております。
